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私たちの鳥越先生

-「演劇博物館改革の十年」刊行に寄せて-

 今から17年ほど前(1995年頃)、大学生協会館が竣工し、地下にそれなりにオシャレな小ホールが誕生しました。そのこけら落としに野村万作・萬斎親子を迎えたいと思い、早稲田大学名誉教授で同演劇博物館元館長の鳥越館長に初めてお会いしました。趣旨をお話させていただくと、その場で仲介を快く引き受けていただき、目の前で先方との約束をとりつけて下さいました。即断即決、見事なものでした。
 その酒席で話が弾み、佐渡在住の西橋健さんからの「一通の手紙」の話題となり、廃校を活用した鳥越文庫の誕生へをつながったのです。鳥越先生の2万冊余の蔵書と、学校跡を地域の新しい文化の拠点にしたい地元の人の熱意と、大学生協に集う協同組合人の後押しが重なって実現したものだと思います。「有るもの惜しまず、無いもの無理をせず」の三者三様の協働が、地域に新しい力を甦らせました。小さな町の大きな実験でした。

 そのことを契機として、先生と数年お付き合いをさせていただきました。先生の演劇と演劇博物館を愛する心にはいつも感動しました。単なる鎮座している博物館ではなく、見るだけでなく開放し、実感できること。集中するだけでなくあえて分散し、ネットワーク化することの価値。貴重な文化遺産を社会からの「預かりもの」として知的所有物化し、「博事物館」とする構想など、どれも素晴らしい発想で目を見張って聞き入った次第でした。これらのことは演劇博物館のみでなく、すべての団体、企業、組織に共通して当てはまることだと思うのです。世界の演劇博物館として、さらなる充実を心より期待しています。
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